長野県新年度施策/農政部
本日は新年度予算関連施策について農政部に質疑致しました。諸々お話を頂戴する中で、私が注目する新年度の新規・拡大施策を3点ピックアップすると以下になります。
① 食の地域内循環推進事業
学校給食での有機農産物活用と食育活動の推進を図るため、新たに専門のコーディネーターを配置。
② 「NAGANOの食」輸出拡大事業
新規で「海外で稼ぐNAGANO農産物輸出拡大事業」を実施。クイーンルージュやコメは台湾で販促活動、花きは国際園芸博覧会@カタールでの出品支援など
③ 農業の担い手支援クリエイティブ共創事業
女性農業者、若手農家等とコンソーシアムを立ち上げ、「多様な人材」×「既存の枠組みにとらわれないクリエイティブな発想」により県独自の就農支援スキームを構築
有機農業に関しては、農水省が2050年までに①有機農業を全体の農地の25%に拡大する②化学農薬の使用量を50%減らす③輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%減らす、という目標を掲げています。①に関しては長野県は2027年度までに有機農業を3,700haまでに拡大する目標を掲げています。長野県の農地面積は約10万haなので、これでもまだ数%程度。農政部からは「まあ、あれはあくまで国の目標なので・・・」と、やや自重気味にお応え頂きましたが、「そこは長野県も高い目標を掲げてやってください!」と具申致しました。