長野県新年度施策/健康福祉部
【長野県新年度施策/健康福祉部】
本日は健康福祉部より新年度予算関連施策をご説明頂き、何点か質疑致しました。以下、所感とともに注目する新規・拡大事業を3点ピックアップしてみました。
① 信州ACE(エース)プロジェクト推進事業(拡大)
健康運動指導士等を市町村へ派遣してフレイル・転倒防止を促進。歯科レセプトと医療レセプト等の相関分析や歯科衛生士の派遣により、市町村の検診・保健指導体制を支援
→「オーラルフレイル」に象徴されるように、口腔機能の維持と全身の健康とのつながりがますます重要視され、歯及び口腔の健康づくりに関する施策が増えている。運動(A)、健診(C)、食(E)に着目した長野県のプロジェクトにもそれが年々反映されている。
② 生活保護世帯の子どもの進学支援事業
生活保護世帯に属する子どもの大学等への進学を支援するため、市と連携しケースワーカーを通じた相談・支援を実施するとともに、高校等卒業年度及びその前年度における学習塾に要する費用等を助成
→教育部局ではなく福祉部局としての学習塾費等支援事業。ただこれはどうだろう、生活保護世帯ではなくても通塾が叶わない家庭も数多あると思われる。やるならば一律型にした方がむしろ不公平感がない、という意見もあるのでは。
③ 子ども等自殺対策強化事業
本県の20歳未満の自殺死亡率は全国的に見ても高く、これまでもいくつかの対策を講じてきたがさらに継続強化する方針
→子どもの自殺原因はハッキリと分からないケースが少なくない。ただ本県の特徴として、学業不振を理由とするものが比較的高いようだ。そこは本当にゼロにしなければ。