長野県新年度施策/県民文化部
【長野県新年度施策/県民文化部】
新年度予算施策、本日は県民文化部関連を3点ピックアップしてみました。
① 信州アーツカウンシル事業(拡充事業)
令和4年6月に設立した「信州アーツカウンシル」による文化芸術活動の中間支援機能を高めるため、専門スタッフの充実や連携団体との協力拡大に取り組む。
→そもそもアーツカウンシルって何。と思う人も少なくないのでは。本県の文化芸術を盛り立てる中間支援機関と位置付けられているが、認知度とともにいよいよその中身も真価が問われる年に入る。
② 大学等の立地促進に向けた調査研究事業(新規事業)
大学への進学を希望する県内の若者の選択肢の増加と、大学を核とした地域の活性化を図るため、大学の意向を調査したり、成功事例のヒアリング調査等を実施する。
→県内の大学収容力は21.1%(R4、全国45位)、県内高校卒業生の大学進学率48.7%(R4、全国30位)、大学進学にあたっての流出率は全国8位と、課題は多い。デジタル・グリーン・アートなどに強い大学が長野県にもほしい。
③ 長野県大学生等奨学金事業(新規事業)
年間40名程度に対して、給付型奨学金制度を10年間実施。給付月額は国公立3万円、私立5万円の予定。
→大学進学にあたって家計への経済的負担が年々増している。本日の県議会一般質問でも話題にあがったが、若者カップルが交際する時に「あなたは(奨学金による)借金ありませんか?」と確認し合うような世の中にしてはいけない。
ちなみに芸術といえばマツモト建築芸術祭。ラストスパートをかけながら26日、明後日まで開催されています。